カルニチン年をとると年々痩せにくくなるなぁぁと実感している人も多いのではないでしょうか? もしかしたら、カルニチンが不足しているからかもしれませんね。 カルニチンはアミノ酸のひとつで、 脂質代謝など生体内での代謝に必要な成分なのです。 私達の体の中にもあるもので、 約98%は骨格筋と心筋にあります。 カルニチンはもともと肝臓や腎臓で合成されるものなので それほど不足することはありません。 でも加齢とともにその合成力は低下し、 20代をピークに、 年齢を重ねるごとにどんどん減っていき、 中高年では半減するというデータもあります。 カルニチンが不足しているということは 体脂肪が燃えにくい体ということ。 思い当たる方も多いのではないでしょうか? また現代人は油脂の摂りすぎということは周知の事実。 この50年で日本人が摂取する油脂の割合は 約4倍に増えています。 摂りすぎた油脂を上手にエネルギーに変えていくためには 脂肪の代謝に欠かせないカルニチンを 体内で不足しないように補っていかないと 体脂肪として蓄えられてしまいます。 さてそんなカルニチン。 食事で補うとなると、、、、 肉類に多く含まれています。 特に、脂肪の少ない赤身肉に多く、 特に活発に動く部位"足"に多いのです。 肉の中でも、一番多いのは羊の肉。 ☆100g当たりカルニチン含有量 子羊肉 190 mg 牛肉 143 mg 豚肉 25 mg 鶏肉 4.55-9.10mg 牛乳 1.9mg 卵 0.8mg しかし肉料理で補おうとすると、 肉自体のカロリーも気になりますが、 調理法やサイドメニューなど 高カロリーになりがちです。 サプリメントで補うのが良いかもしれませんね。 肥満者を対象としたダイエットの試験でこんな結果が出ています。 肥満者40名を2群に分け検討。 「食事制限群」と 「食事制限+カルニチン・ビタミンなど含むサプリメント群」 8週間後に体重や体脂肪率を測定したところ、 カルニチン群では体重 -6.9kg 体脂肪率 -3.5%という結果でした。 そしてカルニチンを摂る時は 是非体をどんどん動かして 脂肪をどんどん燃焼させましょう! サプリメントは運動前に摂るのが効果的ですよ。 【参考】 医療従事者のための機能性食品ガイド(講談社) サプリメント事典(平凡社) (2008.07.18) |